編入学受験予備校
近年の少子化傾向で、大学全入時代に入ったと言われる中、3年次編入学を中心に、編入学の受け入れを実施したり、受け入れ定員枠を毎年一定数にまで引き上げる大学が増えてきた。またかつては文系に比べて理系で編入学を実施するところが少なかったが、最近は理系学部でも編入学実施が見られるようになった。
それが背景になって、他大学への転入をねらって編入学試験に合格した学生が、それまで在籍していた大学を中退して、他大学の3年次に転籍する一方で、各大学は退学者で抜け落ちた定員を埋める意味合いもあり、編入学による受入定員を以前よりも増やす、という流動化現象が見られるようになった。このことは、当然ながら短大・高専卒者でも、4年生大学に編入学するチャンスがかなりの度合いで増えたことを意味する。
昔は一度入ってしまった大学でほぼ四年間固定されてしまい、入学後に何らかの不満があっても、実質的にそこで甘んじるしかなく、あとは仮面浪人して他大学に入り直すしか手段がなかった。それほど編入学試験をパスして他大学に移るというのは、リスクが大きいか「ダメで元々」の色彩の強いものであった。また、短大・高専卒者は、一部系列化している学校関係を別にすれば、やはりそのまま就職先を見つけて、そこに就職するのが普通だった。この昔の状況から現在への逆転現象は、当然ながら一定の編入学希望者の需要が見込めるようになった事を意味する。その背景の中、編入学予備校が最近では多く見られるようになった。
英会話教室を中心に、全国に自社ビルや教室を構えるECCが、主要都心部に編入学予備校を開校している他、通常の大手受験予備校や、後述の資格試験系の予備校も編入学部門の予備校を併設している。