概要

日本では、社会的グループに新たに所属しようとする際、競争原理の下、選抜試験を課す例がよく見られる。志願者が少ない場合に選抜試験は形骸化していることもあるが、志願者が多い場合は合格率も下がり、選抜試験の難易度も上昇する。選抜試験が、それ自体または受験者個人にとって難易度が高い場合、志願者が多い場合、選抜試験の情報の希少度が高い場合など、受験者の合格欲求に応える形で商業的教育施設として予備校が存立している。そのため、個々の選抜試験に則して学校の種別も異なっており、横断的に「予備校」と類型化されている。

予備校が対応している選抜試験としては、学校への入学試験と資格試験が主であるため、受験(進学)予備校、司法試験予備校、公務員試験などが一般的に「予備校」と認知されているが、特定の会社・職種の採用試験(客室乗務員、パイロット、気象予報士、医師国家試験など)に対応した予備校も存在している。予備校の中には、卒業試験や期末試験などの学習補助を行う部門が併設される例も多く、その場合は「学習塾」との混合型と見ることも出来る。また、あまり予備校とは認識されていないが、運転免許取得のための自動車学校も予備校の一種である。